|
■水族館
□映り込みに注意
正面から狙うのが一番被写体を捉えるのにいい角度なんですが、周囲が明るいと
自分の姿がガラスに映りこんでしまうことはよくあることです。
この場合はガラス面に対して角度をつけて構えることで
防ぐことができます。
ただしあまり角度をつけてしまうと被写体が水の屈折現象で歪んでしまうので注意してください。
なるべく黒い服を着るというのも有効です。
□映り込みを防ぐにはガラスに密着
すべての写り込みはガラス面でおこりますから、レンズをガラスにくっつけちゃいましょう。
ほとんどの写り込みはこれで解消されます。
レンズフードをガラス面にくっつけてもいいです、
|
 |
ガラスにつける場合は、
花形フードより、このような丸型フードが遮光しやすい。 |
くっつけられない場合は浮いた部分を
黒い布なんかで覆ってやると良い。
□ストロボ撮影
ストロボを使用する場合でもガラス越しの撮影になりますので
ガラス面で反射します、上記のような映り込み対策が必要です。
ストロボを使用すると近くのものは明るく写りますが、背景は暗く写ります。
□シャッタースピード
水槽内は暗い場合が多く、ストロボを使用できればいいのですが
使用できない場合は、おのずとシャッタースピードを遅くする必要があります。
魚はじっとしていてくれれば問題ないのですが、動いてる魚の方が多いでしょう。魚の泳ぐスピードや、魚との距離にもよりますが、
ある程度の(1/30秒くらい)シャッタースピードが必要です。
動きの遅い魚はまだまだシャッタースピードを遅く出来ますが、今度は手ぶれしてしまいます。
デジカメの場合は、時々モニタでブレてないか確認しながらシャッタースピードを調整してください。
シャッタースピードを速くする為には、最終はやはりISO感度を上げるしかありません。必要以上に感度はあげない方がいいのですが、ISO400〜800以上を使用する場合が多いでしょう。
泳ぐのが速い魚は流し撮りに挑戦してみても面白いですよ。
□大きさを表現
思いっきり撮る位置を後ろに引いてみましょう。
人を一緒に撮ることによって、魚の大きさがわかります。
□人物と水槽のスナップ
人物も水槽もどちらも撮りたい場合は
人物をストロボで撮影して、水槽はスローシャッターでの撮影になります。
水槽を斜め加減でストロボの反射を無くしてください、
この場合水槽が明るい場合に限ります。
□注意点
水族館には写真撮影を許可しているところと禁止しているところがあります。
一般的に撮影可能な水族館でも、一部撮影不可とかフラッシュ使用を禁止している場合もあります。
まずは、撮影をして良いのかやフラッシュを使って良いのかを十分確認して行ってください。
|
|