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■RAWとは
RAWとはデジカメ内部で何の処理もしてない画像データ、
つまりCCDなどの撮像素子から得られた電気信号を単純にデジタル化したものです。
JPEGで撮影した場合は、デジカメ内部でホワイトバランスや彩度などのセッティングを元にして画像データを作成し、
圧縮処理を施しています。
RAWで撮影した場合、そのままでは映像として見ることができません。
パソコンでRAWデータを映像化して、
画像ファイルに変換する必要があります。
この作業を、フィルムの現像工程になぞらえて、現像処理といいます。
■RAWの利点
カメラが判断したホワイトバランスや露出が必ずしも正しいとは限りません。
その場合、いったん現像処理を行ってしまうと、その後のJPEG圧縮などで誤差が拡大し、階調や色表現に問題が出てきてしまう。
しかし、RAWで記録しておけば、ホワイトバランスや輝度を現像時にユーザーが変えながら、望みのパラメータで現像できます。
たとえばホワイトバランス設定を間違えていたとしても、現像時に正しいホワイトバランスを指定することでカバー可能。
露出がアンダーならば、露出補正を現像時に加えることで、増感設定をあらかじめ行ったのと同じような結果を得ることができます。
つまり露出を失敗しても後から救える可能性が高いのです。
■RAWの難点
現像はソフトウェアが必要 、
しかしRAWで撮れるカメラは、ほとんどが現像ソフトが付属しています。
でも現像作業は少々面倒です。枚数が多いとかなり時間がかかります。
容量がJPEGに比べて大きい、
キヤノンのRAWでJPEG最高画質の約2.5倍の容量
EOS 20Dのファイルサイズ |
Large/Normal(3504×2336画素) |
約1.8MB |
Large/Fine(3504×2336画素) |
約3.6MB |
RAW(3504×2336画素) |
約8.7MB |
■プリントが前提の場合は
結婚式の撮影などの場合は、失敗が許されないのでRAWで撮影と言いたいところですが、
かなりの枚数になるので現像作業で気が遠くなりそう。
写真はプリントして渡すなら、RAW+JPEGの同時記録がお勧めです、
そのままでOKのものはJPEGからプリントし、失敗作だけRAWから現像すればいいのだから。
メモリーカードはかなりの高容量を必要としますが、大分安くなったことですしね。
■Dimage7iでRAW撮影
Dimage7iで時々アダプタを付けてパナソニックのストロボを使用していますが、撮影後の画像を見ると
青みがかった絵になることがあり、
よく考えるとアダプタを付けて無理やり社外品のストロボを発光させてるので、
カメラはストロボを発光させていない設定でストロボが発光する状態になり
ホワイトバランスがオートでは合わない事が原因です。
ストロボを付ける度にホワイトバランスを設定しなおすと言うのも面倒で、何より忘れそうで
そこでDimege7iでもRAWで撮影です。
CFカードはサンディスクのウルトラUで、撮影後は約10秒待たされます。
10秒間は撮影できないのはもちろんですが、液晶もブラックアウトでカウンターも見れません。
Dimage7はRAW の撮影間隔が20秒とか30秒とか言ってましたので、
それに比べると早いのですが、10秒待ちはかなりシャッターチャンスを逃します。
子供の撮影には不向きですね、やはりEOSのようにはいかないですね。
撮影した画像はMRWと言う拡張子で、これまた一般のビューアでは見られないです。
もちろんDimageに付属のDimage Viewerなら現像も可能です。
Dimage7iでは状況によってRAWとjpegを切り替えて撮影していきます。
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